腰椎脊柱管狭窄症と診断され、入院したり、または自宅で安静にしたりしなければならない場合、誰かのサポートを必要とすることが多くなるでしょう。
入院している患者さんであれば腰椎の痛みや筋力の低下などで、ベッドから独力では起き上がることもできない、というケースもあり得ますが、その分サポートする方の仕事も大変になってきます。
ベッドから起き上がるのは診察の時のみというケースもありますが、あるいは排泄については病院のトイレで済ませたいという場合や、その他にも雑誌や飲み物を購入するという場合も車椅子などに乗るための手助けが必要になるでしょう。
腰椎脊柱管狭窄症が重症化すると、このような助けがなくては、やはり入院生活はままならなくなってしまいます。また、退院直後など、自宅で腰椎に負担を掛けないように安静にしなければならない場合でも、誰かが同様の手助けをしなければならなくなるでしょう。
家族が看護をする場合には、主治医からよく話を聞く必要もあるでしょうまた患者自身が腰椎脊柱管狭窄症についてよく知っていても、看護する側から注意すべきことも多くあるでしょう。
保存療法を続けても、腰椎脊柱管狭窄症の症状が改善せず、排泄障害なども出てくるようになりますと、高齢者の場合では寝たきり同様の状態になる期間もあるでしょう。
その間、看護を受けることが出来ればいいですが、急にそのような状態になっても家族としてはどうしていいか分からないという状態になる可能性もあります。
家族としては出来るだけ腰椎脊柱管狭窄症の状態を掴んで、一日も早く腰椎脊柱管狭窄症の手術が出来るように準備をすることに主眼を置くでしょうけれども、その間の有効な措置方法というのは分からないこともあります。
腰椎脊柱管狭窄症で大切なことはやはり出来るだけ安静にさせることでしょう。腰椎に痛みを伴う動作をとらせないこと、また腰椎に負担のかかる姿勢を取らせないなど、そのためには患者自身とよくコミュニケーションすることが大事です。
高齢者の場合などはなかなかそうもいかない場合もありますので、出来るだけ早く入院させることが必要になってきます。