当サイトをご利用頂いているお客様から、「痛みやしびれがあるのですが、散歩などはしてもいいのでしょうか?」というご質問をよく受けます。
結論から言いますと、腰部脊柱管狭窄症の痛みがあまり出るようでしたら距離を控えていただき、腰部脊柱管狭窄症の痛みがさほど出ないのでしたら、自分の歩ける距離を毎日継続させ、どんどん歩いてください。
腰部脊柱管狭窄症を改善するには腰椎周り、特に腰を支えている大腿部の筋力強化は必須になってきます。散歩はこの大腿部の筋力を鍛えるのにとても最適な運動です。
腰部脊柱管狭窄症の症状の一つとして、数百メートル歩いたら休み、休みでないと歩けなくなる、
間欠性跛行があります。この間欠性跛行があまりにも出るようでしたら、しばらくは中止した方が良いです。
その理由としては、腰の痛みがあまりにも強いと、無理な体勢で無理やり歩行するようになります。そうすると、無理な力が体に加わり、体のバランスをどんどん崩してしまうことになります。
体のバランスを崩してしまうと、腰部脊柱管狭窄症が治りかかっていたとしても、再発をしてしまうことになりますので、その辺りは注意が必要です。痛みがそうでもない場合は、どんどん歩いて頂いて大丈夫です。
またポイントとして、必ず歩き始める前にストレッチなどを行うようにしてください。これは、散歩を行う前に体のバランスが崩れていると、その姿勢で歩くことになり、体に無理な負荷がかかってしまう恐れがあります。
特に、朝起き立てなどは、寝返りを打ったりして、体のバランスが崩れていますので、朝散歩するのであれば、必ずストレッチをして体のバランスを整えてから歩くようにしてください。
また、歩き終わった後も必ずストレッチをして体のバランスを整えるようにしましょう。これだけ気を付けていただければ、腰部脊柱管狭窄症にとって、散歩はとても良い治療の一つになります。
ただ、ランニングは腰にかなりの負担がかかりますので、出来るだけ避けるようにしてください。歩くときに比べ、ランニングは腰、膝にかかる負荷はおよそ3倍と言われています。
ウオーキングをしているときは調子が良かったのに、ランニングに切り替えた途端、腰や膝の調子が悪くなったという方は、今ご説明したことが原因です。ですので、ランニングは出来るだけ控え、どんどん歩いて腰部脊柱管狭窄症を改善させてください。