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混合型について


腰部脊柱管狭窄症には主に2つの種類があります。間欠性跛行はどのタイプでも起こりますが、腰部脊柱管狭窄症の神経根型の場合、しびれよりも痛みが強くなって歩行を休止してしまい、また逆に馬尾型ではしびれのほうが強くなるという傾向があります。

腰部脊柱管狭窄症の神経根型の場合、神経根が圧迫を受けると痛みが出る、また馬尾型の場合は、しびれや異常な感覚などが主な症状になります。

また、この2つの症状神経が同時に出ている場合を、腰部脊柱管狭窄症の「混合型」と呼びます。つまり2つのタイプが合さったもの、それが混合型です。

混合型は馬尾型と同様に症状は重くなりがちで、日常生活の支障については歩行困難や排泄障害も起こります。腰部脊柱管狭窄症のどのタイプでも共通しているのが間欠性跛行ですが、歩くことができる距離には違いがあります。

やはり神経根型のほうが距離が長くなる場合が多く、また混合型では症状が悪化すると全く歩くことが出来なくなることもあります。

腰部脊柱管狭窄症は特に高齢者に多い病気です。またあまりひどい状況でない限り病院を受診しない、疲れのせいだ、という風に甘く見ている方も少なくありません。

勝手に病名を決めたり、周囲の人の意見だけを尊重しているという場合も多くあります。もちろん、この病気と同じように間欠性跛行を起こす病気はありますが、どの病気も重篤なものであると言っても過言ではありません。

このようなことからも、間欠性跛行が出たら、腰部脊柱管狭窄症の疑いが強いですので、できるだけ早く、病院や専門院などで受診することが大切です。

腰部脊柱管狭窄症の疑いを感じたら、まず医師や専門家に相談をして、どのような治療メニューがいいかを決定し、一にも早く治療に専念することが大事です。

また、混合型はあまり治療を遅らせるとほとんどの場合、手術になるとも言われています。手術適応にならないためにも、できるだけ早期に治療にかかることが大切です。

中川式腰痛治療法