腰部脊柱管狭窄症の治療では、足の症状が特に大きくなるため、足のケアがとても大切です。腰部脊柱管狭窄症が起こると足のしびれが増強し、歩くことが出来なくなることがあります。
また、しばらく前かがみで休憩するとまた歩くことも可能ですが、実際に圧迫を受ける神経によっては、始めから歩くことすら困難な場合があります。
また、このような場合は、腰部脊柱管狭窄症の手術を見当することが多くなります。手術とはすなわち入院です。そもそも足を自由に使うことが出来ずに入院をするわけですが、入院すればより足の筋肉は落ちてきます。
また、術後はリハビリとしてまず歩行訓練をできるだけ早期から開始しますが、3日程度で開始する場合が多くなります。この早期のリハビリのためにも、腰部脊柱管狭窄症の手術によるダメージに耐えることができるようなトレーニングが不可欠です。
足のケアといえば糖尿病患者にとってはより深刻に受け止める必要があります。壊疽ができて足を切断しなければ、ほぼ全身に影響が出て最悪のケースも免れることができません。
また生死に関わるほどではないにせよ、腰部脊柱管狭窄症でも足のケアは無視できないものです。まず足は常に綺麗に保つことが大切です。
足の爪や指の間は毎日汚れを取り、外傷による腫れや感染についてもチェックすることが大切です。足のケアは健康維持のために不可欠です。最近は国内でも
伝統的なフットケア法を取り入れているフットケア外来も増えています。
もちろん腰部脊柱管狭窄症にも関連の深いのがフットケアの大切さです。足裏のケアを怠ると、腰や膝に大きな影響が出ます。またこれに老化や腹部の脂肪増加などが関わると、脊柱管にとってよくない姿勢を慢性化することになります。
フットケアは高齢者にとって、ロコモの予防にも適切であると言われています。足腰の鍛錬をしていけば足も自然に整ってくる、というのはやはり甘い考えです。
皮膚疾患、そして爪の疾患を未然に予防することが大切です。まず爪のケア法や角質のケア法から習得するのがよい方法かと思います。