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付き合い方について


腰部脊柱管狭窄症は、慢性的なしびれや痛みとの付き合い方をどうするかが、ポイントになります。日常生活、通院やホームケア、家事や仕事をしながら、腰部脊柱管狭窄症と上手く付き合っていくためには、やはりコツを掴むことが必要です。

まず、腰を曲げての休憩をできるだけ多く利用することが大切です。間欠性跛行の症状が出た場合にとる休憩と同じものでも構いませんし、横になって横向きに前屈姿勢をとる、というものでも構いません。

また歩いていて間欠性跛行が出た場合はできるだけ歩かないようにし、自転車や手押し車を使用した移動方法を用いることも大切です。また姿勢にも注意が必要です。長時間の座位、立位は避け、また痛みが出たら積極的に前屈の休憩をするように意識しておくことが必要です。

また前かがみになる場合は、ただ姿勢を曲げる、ということでもいいのですが、できれば腹筋を意識してのポーズを取るのが理想です。このことで脊柱管の圧迫がより大きく緩み、治療効果もアップします。

腰部脊柱管狭窄症は人によっては非常に長い治療期間となりますので、よく忘れがちなのが、肥満対策についてです。体重が1キロ増えてもよくありません。肥満とは脂肪分が増えることです。

つまり、腹部の膨らみが増すと、腰椎の角度が変わり、腰への負担が増えますので、反り返りの姿勢が無意識にも強まります。肥満を解消することはすなわち、神経圧迫をやわらげ、腰部脊柱管狭窄症を改善する1つの指標として意識しておかなければなりません。

また多少の痛みであれば、体操やストレッチなどによって、腰部脊柱管狭窄症を軽減させることができます。片足を浮かせて1分間ほど維持します。これを両方の足で3回程度のサイクルが目安です。バランスが怖い場合は手すりなどを使用してもOKです。

また、代替療法でリラックスするというのもよい付き合い方です。評判の高い整体院や鍼灸院などに通うことも良いでしょう。

ですが、これらはあくまでも基本的なことです。また他の様々な注意点については腰部脊柱管狭窄症の症状によっても変わってきますので、しっかりと専門家に相談をして、アドバイスをもらうことが大切です。

中川式腰痛治療法