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エアロバイクについて


腰部脊柱管狭窄症は腰を前に曲げると楽になるという特徴がありますが、そのためか、歩くよりも自転車などで移動した方が楽だという患者さんが多くいます。

そして、腰部脊柱管狭窄症を改善するには、腰椎周りや大腿部の筋力強化が必要です。そこで、前かがみになると楽になるという点を利用して、ここ最近、ジムなどでエアロバイクで筋力強化を図る方が多くいます。

腰部脊柱管狭窄症に効果があるといわれる運動として、歩行訓練や水中歩行などがありますが、最近はエアロバイクが腰部脊柱管狭窄症にいいと言う方が多く、ジムで行ったり、あるいはホームケアとして取り入れている方もいらっしゃいます。

エアロバイクとは自転車そのものと思って問題ありません。また車輪が回るわけではありませんので、実際に自転車に乗るよりもリハビリに集中することができます。

運動、走行距離を想定することも可能ですし、ギアの重さを調節することも可能です。実際はスポーツ選手の筋力アップにもよく使用されますので、坂道や通常のアスファルト、またはガタボコ道などの想定も可能なものがあります。

もちろん力を入れすぎるのは腰部脊柱管狭窄症にはよくありません。腰にも足にも痛みがある状態で力いっぱいに漕いでしまうと、筋肉痛が症状として現れ、腰部脊柱管狭窄症の症状も悪化します。あくまでも普段自転車に乗っている感じで漕ぐことが大切です。

ステップも自転車とほぼ変わらず、またステップと足を固定することも可能です。最初は閉塞感があるかもしれませんが、出来るだけ快適な空間で用いるとストレスも感じないで持続させることができます。

エアロバイクは病院でも理学療法用として設置されているところがあります。理学療法士などとともに実践できますので、最初はこちらの状況が安心です。

また、自宅で訓練する場合も、どのようなタイプのものがいいか、まずは専門家にアドバイスを受けることも大切です。腰部脊柱管狭窄症の状態との兼ね合いもありますし、あまり安価なものには、医学的な効果がなさそうなものや、安全性が極端に低いものもあるようです。

また、ジムではその他にも有用なトレーニングメニューが多くあります。パーソナルトレーニング、パーソナルストレッチと呼ばれるプロのパートナーから指導を受けるものもあります。

せっかくエアロバイクを利用するのですから、腰部脊柱管狭窄症に良い方法を予めチェックしておいてよりメニューを多くすることも大切かと思います。

エアロバイクは腰部脊柱管狭窄症患者さんにとって、とても効果的なリハビリ道具の一つでありますから、もし、あなたも腰部脊柱管狭窄症のリハビリを行っているのであれば、ぜひ、取り入れてみることをお薦めします。

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