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看護過程について

腰部脊柱管狭窄症の患者さんを看護される立場の方にとっては、腰の病気ということもあり、体位の変換などの様々なことを習得しなければなりません。

特に腰部脊柱管狭窄症では腰部を捻らないような体位の変換の方法などが基本になります。この看護過程において大事なことは、腰部脊柱管狭窄症の患者さんに対して可能な限り最良で最善のケアを施すことです。

またそのための計画をして、介入援助することが望ましいのかを考え、決定しながら行動していくことです。腰部脊柱管狭窄症で椎弓切除術をした後では、腰部脊柱管狭窄症患者さんの寝返りをさせる場合でも注意が必要です。

この場合、まず両膝を立てさせます。またこの時、両膝一度に立てさせてしまうと、腰椎の部位が反り返ってしまい、腰部脊柱管狭窄症の痛みの原因となってしまいますので、必ず片膝ずつ曲げて両膝を立てるようにしなければなりません。

そして両手を胸の前で組めば、準備は完了です。補助する立場の方は、腰部脊柱管狭窄症の患者さんの右側に立ちます。そして、患者の左側の肩と左側の腸骨稜あるいは左足の膝を持って、声かけをしながら患者に頭を挙上させ、また右を向かさせます。

そして肩と腸骨稜が線状になるようにしてゆっくり手前に誘導をします。ここまで聞いただけでも大変な作業であることが分かりますが、このような注意が必要なケースが頻繁です。

熟練の看護師さんに看護過程を習って習得していくことが求められます。介護の基本として考えられるのは、腰部脊柱管狭窄症の患者さんに対してこれからどのような動きをするのかを教えること。

そして段階段階において出来るだけ声をかけていくことです。また事前に介護される方同士で練習することが常でしょう。

また、腰部脊柱管狭窄症の患者さんの立場に立って介護されてみることも体験し、実習と平行させて書物を読んで復習したり、実習の前に予習をすることも多くなると思います。

また、痛みを起こさないようにケアする過程などで、腰部脊柱管狭窄症の患者さんそれぞれの症状を理解しておくことも必須でしょう。

腰部脊柱管狭窄症はなった人にしか分からないほどの痛みです。症状を理解するために、腰部脊柱管狭窄症になるわけにはいきませんが、具体的に言えば、ギックリ腰を起こした直後の痛みがずっと続いているようだと話す方もいます。

また、腰部脊柱管狭窄症の特有の症状である間欠性跛行が酷い方は、100メートル歩くのにもやっと、休み休みで歩いてようやく歩ける程度だとも話します。歩いている時はお尻の辺りに毎回激痛が走ると話します。

また、最近では大手介護会社などで、腰部脊柱管狭窄症だけでなく、様々な病状における看護過程を簡単に学べるセミナーなどを開催していることも多いので、そのような場所に積極的に参加をしていくことはとても勉強になるかと思います。

また、そこで出会った人たちの交流などにより、一人で悩んでいた方が、同じ境遇の仲間と知り合いになることにより、精神的にとても楽になったとの意見も多いようです。

もし、腰部脊柱管狭窄症患者さんをケアするための看護過程を簡単に学べるセミナーなどが主催されていたら、積極的に参加することをお薦めしたいと思います。

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