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病院について


腰部脊柱管狭窄症の疑いがあり、病院で検査を受けると、重症である場合を除いては、保存療法を適用します。どの病院でも治療方法についてはそれほど変わりませんが、出来れば症状にあった最適な治療を受けたいと思う方は多く、名医を訪ねる方も多くいらっしゃいます。

また医師とのコミュニケーションも腰部脊柱管狭窄症の治療のためには重要な要素です。あまり話が進まないような状態では、治療も長引くことが多く、なかなか腰部脊柱管狭窄症を改善するのも難しくなってしまいます。

やはり医師とのコミュニケーションは患者側からの改善への意思を示すことが大切な要素です。腰部脊柱管狭窄症の専門医は多くいますが、腰部脊柱管狭窄症に対する姿勢や意見は様々です。

熟練の医師になれば患者に有無を言わさずに手術で完治させるというケースもあるようですが、日常生活に支障が無いかぎり手術はしないという方針を採るのが一般的です。

やはり、腰部脊柱管狭窄症の手術にはリスクがかなりありますし、なんと言っても腰部脊柱管狭窄症の再発率があまりにも高いため、出来る限り手術はしない方向でことを進めることが多いようです。

実際の各病院の平均値データーでは、手術をした85%以上の方が、術後1ヶ月~3ヶ月以内に痛みやしびれを訴えるケースがほとんどだそうです。これを聞いてしまうと、やはり手術は出来る限り避けることが賢明と言えます。

一般的な治療方針として、神経の血流を良くするために薬や痛みを和らげる注射が使われます。そしてさらに腰を曲げた状態で固定するコルセットを使用することも多いです。

歩くことが出来る距離が徐々に短くなってしまう場合がありますが、このことを間欠性跛行と言います。間欠性跛行とは少し歩くと痛みが強くなり、少し休むと症状が和らぐ。この繰り返しが起こり、だんだんと歩ける距離が短くなってきます。

腰部脊柱管狭窄症を発症すると、この間欠性跛行になる方はかなり多くいますが、だまし、だましにして放っておく人も少なくありません。しかし、放っておくと最後は歩けなくなるどころか、立ち上がることも難しくなってしまい、最悪の場合、寝たきり状態になってしまいます。

そうなる前に、間欠性跛行の症状が強い方は、内視鏡などを使って、圧迫している靱帯や骨を取り除く手術をします。この場合、約200メートル程度で痛みやしびれなどが出現するということが目安になることも多いようです。

歩くことで痛みやしびれがある場合、出歩くのも億劫になりがちですが、肥満傾向が強くなったり、筋力低下が著しいケースでも、出来るだけ歩くほうがいいという医師は多く、またどの程度歩くと症状が出るかを常にチェックしてほしいということもあるようです。

また、腰部脊柱管狭窄症は下肢や腹筋を鍛えると、とても効果がありますので、痛みが引いたら積極的に筋力トレーニングやストレッチなどを行い、身体を強化するようにしましょう。

中川式腰痛治療法