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ストレッチについて


高齢者の方に多い腰部脊柱管狭窄症ですが、腰部脊柱管狭窄症の治療方法には様々なものがあります。重度の腰部脊柱管狭窄症でなければ、保存療法を適用することが常でしょう。

痛み止めや注射、理学療法などのうち、簡単に出来るものではありますが、腰部脊柱管狭窄症にはストレッチ体操が効果の高い方法と言われています。

ストレッチの基本は筋肉をほぐし、患部へのサポート力をより高めることにあります。また、上半身を後ろ側に反らすような動作は厳禁となります。

この他に、長時間歩いたり立ち仕事をすることも腰部脊柱管狭窄症の症状を悪化させる直接の原因となりやすいようです。

ストレッチと聞くと、どのような状況でするのがいいのだろうか?と思われる方も多いでしょうけれども、特に考えず、日常生活で使用する椅子や布団などを使用し、パジャマを着用したままでも出来るものが多いようです。

椅子に座ったものとしては、椅子の深さに対して半分程度腰掛け、そのまま片方の膝を上げてまた戻す、というような簡単な体操をすることでも効果があります。椅子に座ってするものとして、この他にも腹筋運動などがありますが、いずれも方法としては簡単なものです。

もちろんすべての動作が簡単に出来るということではなく、中にはある程度コツを掴むことが必要になる場合もありますが、それほど急いで習得する必要もなく、自分のペースで習得していっても十分に間に合うでしょう。

実際に実践をして、腰部脊柱管狭窄症の痛みが悪化してしまった場合は、速やかに止めて、出来れば安静にしておき、出来るだけ早く医師に診断を仰ぐことが推奨されます。

ですが、痛みが悪化してしまった人の共通点を上げると、ほとんどの方が自己流でやってしまっているところにあります。

最初は本や雑誌、また教えてもらった通りに実践する方がほとんどですが、ある程度慣れてくると、自分本意のやり方で実践してしまい、腰部脊柱管狭窄症の症状を悪化させてしまっているのです。

ストレッチは正しいやり方で実践しないと意味がありません。また、自分では正しいやり方をやっているつもりでも、ほんの少しでも動作を間違えると、体の部位にかかる負担が変わってきてしまいます。

ですので、慣れてきたからといって、自分本位でやろうとせず、毎回、毎回、動きを丁寧に確認しながら実践するようにしてください。

それが、腰部脊柱管狭窄症の症状を悪化せずに痛みを改善させていく近道になります。腰部脊柱管狭窄症にストレッチはとても効果が高いものですので、継続して続けていくことがお薦めです。

中川式腰痛治療法