腰部脊柱管狭窄症の治療法の基本は、保存療法です。腰部脊柱管狭窄症を完治させることは難しいと言われていますが、症状を和らげるための保存的治療法をしながら、その後の経過を見て手術をしたり他の方法を用いたりする場合が多いようです。
保存的治療法は痛み止めなどの内服療法、注射による痛み止め、コルセットを装着する装具療法、マッサージや温熱、または電気刺激などの理学療法、運動療法などが挙げられます。
薬物療法は消炎鎮痛剤や筋弛緩剤、循環障害改善薬などが主に使用され、痛みを鎮めながら安静にすることで効果を狙います。
また、内服薬でも腰部脊柱管狭窄症の痛みが取れないという場合では、神経やその周辺に直接局所麻酔薬などを注射する神経ブロック注射が用いられることが多くなります。
腰部脊柱管狭窄症は患部を捻ったり体を反ったりすることで痛みが大きくなることが多いため、注射をしなくても安静にすることで痛みが和らぐ場合も多くありますが、大きな結果を出すためには、まずは姿勢の矯正をすることが必要です。
テレビを見たり仕事をしたりといった色々な場面でしてはならない姿勢を意識しながら正していくことが必要でしょう。
また、腹筋や背筋を鍛える運動療法も患部をサポートするためには必要です。比較的軽い、腰部脊柱管狭窄症の症状の時には必ずするようにすべきでしょう。
筋力アップのためのトレーニングは普段でも効果が出るまで時間がかかりますので、数ヶ月続けることは必須です。
また痛みがあるにも関わらず運動をしてしまうと急に症状が悪化するケースも多いため、継続したいがために無理をするなどのことが無いように、十分に注意が必要です。
ですが、多少の痛みがあっても腰を支える筋肉や腱を鍛えるため、腰部脊柱管狭窄症には筋力トレーニングは必須になってきます。
腰部脊柱管狭窄症の筋力トレーニングをするのであれば、腹筋や背筋を鍛えることをお薦めしますが、痛みが出ている場合はそうもいきません。
その場合、腰部脊柱管狭窄症専門のリハビリ担当医師にアドバイスを受けながら実践されることが推奨されます。
腰を支えている筋肉や腱が強化されてくれば、自然と腰部脊柱管狭窄症の痛みも改善されてくるはずですので、出来るだけ続けるようにしてください。
腰部脊柱管狭窄症の治療法はこのように安静にして痛みを出来るだけ起きないようにしながら、症状を緩和していくのが基本ですが、治療が長引いたりしますと、手術を検討することが多くなります。

