腰部脊柱管狭窄症の検査においては、患部の状態や症状の進行状態などを評価していき、治療方法やリハビリのメニューなどを決定していきます。
主に理学療法士によって様々な状態をチェックします。チェック項目は、痛みや痺れの状態、下肢の筋力について、知覚、体幹や下肢の柔軟性、姿勢や動作の具合、体幹能力、そして腰部脊柱管狭窄症独特の症状である間欠性跛行の有無などです。
これらの評価結果はあらゆる場面で使用されますが、運動療法の際にどのような運動が効果があるか、またはしてはならないか、などを決定するのにも使用されます。
運動療法の目的は、狭窄部位以外の部位の運動能力や運動性を高め、体幹の筋力も強化し、腰椎の安定性を高めることです。
そして筋力の低下や柔軟性の低下、悪い姿勢などの二次的に起きるであろう機能障害を改善させ、また予防の対策を施します。
運動の他にはストレッチ療法も用いられます。柔軟性の回復、改善、血液循環性のアップなどが主な目的です。またストレッチにおいても体幹以外の特に下肢部分を柔軟にしていきます。
骨盤後傾運動とは、骨盤を後ろ側に傾かせて腰椎を屈曲させる運動です。腰部脊柱管狭窄症では体幹を伸ばした場合に症状が悪化しますが、前かがみになることで症状が軽減するためです。
また深部体幹筋の収縮方法を指導し、インナーマッスルを安定させ、腰への負担を軽減させます。リハビリをする際には、部分的に評価をします。
なかなか歩行ができないというケースでは、歩行練習の前に下肢の緊張の度合いをチェックしたりもします。またレントゲンやCTを用いて、狭窄の度合いを評価し、その後の治療の方針を決定します。
病態の検査は初診の際に始まり、その後も治療の際の判断材料として幾度となく実施されます。
腰部脊柱管狭窄症になった場合、痛みの症状は自分しか分かりませんので、自覚症状が変化した場合には特に、すぐにでも医師に報告するようにして、早め、早めの治療を受けることが早期改善のポイントとなります。

